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ロケーション管理とは?

    2019.10.11

    #在庫管理 #物流改善 #生産性
    ロケーション管理とは?

    ロケーション管理とは、在庫(商品)の置き場所のことを指します。

    皆様の物流現場では、正しいロケーション管理は出来ているでしょうか?

    正しくロケーション管理をすることで、正しい在庫管理をすることができるのです。
    このロケーションの作り方1つで生産性がかわることも…

    在庫の置き場を決めてあげることで、
    ベテランのスタッフにしか商品の場所がわからないといった現象がなくなるのです。

    今回は、このロケーション管理の基本やメリットについてご紹介していきます。

    ロケーションとは

    ロケーションとは、冒頭にも申し上げたように在庫(商品)の置き場所のことを指します。

    また、ロケーションには「固定ロケーション」「フリーロケーション」
    「ダブルトランザクション」といった3つのタイプがあります。

    各ロケーションについてもご紹介していきます。

    固定ロケーション

    固定ロケーションとは、
    商品と保管場所が完全に固定されている在庫管理の手法のことをいいます。
    商品ごとにロケーション(商品の置き場所)が決まっているので、
    「どこに」「何が」「何個置かれているのか」が覚えやすいといったメリットがあります。

    しかし、商品ごとに場所が固定されているので、
    場所が空いていてもスペースの圧縮をしたり、他の商品を置いたりすることができないのがデメリットとしてあります。

    この手法は、多量・少品種の在庫管理に適しており、
    倉庫管理システムを導入されていない企業様で多く採用されている手法になります。

    固定ロケーションとは?

     

    フリーロケーション

    フリーロケーションとは、商品と保管場所が固定されておらず
    空いている場所に在庫を保管していく手法です。
    この手法は、商品の保管場所に無駄な空きを作らず、効率的に商品の保管をすることができます。

    ですが、頻繁に在庫の置き場所が変わってしまうのでシステム管理が必要となります。
    また、同一商品が複数の場所に保管される可能性があるので、
    在庫管理のやり方によっては、ピッキングの導線が長くなってしまう危険性もございます。

    フリーロケーションとは


     

    ダブルトランザクション

    ダブルトランザクションとは、固定ロケーションとフリーロケーションを融合した手法のことを指します。
    ピッキングエリアとストックエリアを明確に区別し、ピッキングエリアは固定ロケーション、
    ストックエリアはフリーロケーションで運用することで、
    ピッキング動線を短縮でき、保管効率・作業効率UPできるのが最大のメリットとなります。

    それぞれの現場にあったロケーションを作成してあげることが大切です。

    ダブルトランザクションとは?

    クラウドトーマスでは、ロケーション作成のサポートも行っております!

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    ロケーション管理の最適化を目指すには

    最適なロケーション管理を目指すには、自社の取り扱う商材に応じて変わってきます。
    ①商品の入れ替え頻度は高いか?
    →雑貨やアパレル品は、季節・トレンド・セール等で商品の入れ替え頻度などが高いため、
    固定ロケーションをおすすめします。

    ②在庫管理の変動が多いか?
    →在庫量の変動が多い商材の場合は、固定ロケーションだと保管場所の割り当てに困ります。
    こういった場合には、フリーロケーションの運用をおすすめします。

    ③取り扱っている商品のアイテム数は多いか?アイテム当たりの在庫数は多いか?
    →多量多品種の場合は、ダブルトランザクションをおすすめしています。

     

    ロケーション管理の重要性

    ロケーションの管理は、「ゾーン・列・連・段・間口」この5つの規則性を持たせてあげます。

    ロケーションの管理は、「ゾーン・列・連・段・間口」この5つの規則性を持たせてあげます。
    この5つの規則を持たせ、在庫(商品)の置き場を決めてあげることで、
    「特定の人にしかわからない」といった現象がなくなります。

    新人さんでも、在庫(商品)を置き場所がわかる仕組みになっているのです。
    在庫管理をする上で、「記録を取る」作業は重要なポイントとなります。
    もの(在庫)を動かす際に、「いつ」「何個」といいた記録がないと、
    在庫差異が発生してしまいますし、なぜ在庫差異が起こったのかわからなくなります。

    在庫管理とは?

    ロケーション管理のメリット

    ロケーション管理のメリット

    正しいロケーションを設定することで生まれるメリットは、大きくわけて2つです。
    ①モノを探し回る必要がなくなる
    商品の場所を明確にし置くことで、記憶でモノを探すことがなくなるので、
    「探し回る」といった無駄な動作がなくなります。
    また、ベテラン・新人関係なく誰でも同じクオリティーの作業をすることができます。

    ②作業効率があがる
    商品の場所を決め、ピッキングの導線を決めてあげることで、
    歩数の削減にもなり作業効率の向上にもなります。

    ロケーション管理のデメリット

    ロケーション管理のデメリット

    ロケーション管理のデメリットは、ロケーションの管理方法によってさまざまです。

    1)フリーロケーションの場合

    ・作業をする際には在庫の場所を毎回確認しなければいけない
    保管場所が一定ではないため、作業をする際には在庫位置の把握から始めなくてはならず時間がかかってしまいます。

    ・商品が入荷されるたびに在庫場所を記録しなければならない
    フリーロケーションは、空いている場所に入荷した商品を入れていくため在庫の場所をきちんと記録しておく必要があります。

    ・同じ品番の商品が複数の場所にわかれてしまう
    同じ品番の商品が入荷しても、空間に余裕がない場合、他の場所での保管になります。
    そのため、同じ品番同士でも別の場所に保管されてしまい、商品を探す手間が増えてしまいます。

    2)固定ロケーションの場合

    ・空間を有効活用できない
    保管場所が決められているため、在庫数が減り空間に余裕ができても他の商品を保管することができません。
    無駄なスペースをうんでしまうのはデメリットと言えるでしょう。

    ・新しい商品が入荷するたびに保管場所を設定しなければいけない
    保管場所がきちんと決められている固定ロケーションは、新規の品番入荷時には、あらかじめどこに商品を保管するのかを決めて置かなければなりません。
    また商品の動向次第でその場所でいいのかを検討し最適化していく作業が増えてしまいます。

    まとめ


    ・固定ロケーション、フリーロケーション、ダブルトランザクションの手法を用いてロケーション管理を行う
    ・最適なロケーション管理を目指すには、自社の取り扱う商材に応じて変わる
    ・在庫管理をする上で、「記録を取る」作業は重要なポイント

    この機会に今あるロケーション管理を見直してみてはいかがでしょうか?
    在庫管理、物流改善でお困りの方!ぜひお問合せ下さい。

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