入荷とは、商品・荷物がメーカーなどの仕入れ先や物流拠点から受け入れ側の物流施設に到着することを指します。
入荷は、商品の受け入れ作業を伴うことから荷受」とも言われています。
入荷は、検品から保管するまでがひとつの流れになっており、この入荷作業を効率よく行うことが商品を扱う上でとても大切になってきます。
今回は、入荷についてどのような業務のフローや入荷作業を効率よくするためのポイントについて詳しく紹介します。

入荷とは

とは、メーカーなどの仕入れ先から送られてきた商品を倉庫で受け取ることを指します。
商品が入荷した際には、届いた商品の内容や数量と、発注書の内容に誤りがないかを確認する「入荷検品」という作業があります。
入荷検品で間違いがなければ、倉庫内に格納・保管されます。

▶「入荷検品」についての詳細こちらの記事からもご覧いただけます

入荷と入庫とは

入荷は届けられた商品を受け取ること、入庫は倉庫内に荷物を入れることを指します。
商品が届いた段階ではまだ在庫計上はされていません。
入荷検品が完了した後に、倉庫内に商品を格納・保管するというこの段階から入庫になります。

▶「入庫」についての詳細は、こちらの記事からもご覧いただけます

入荷業務のフロー

1. 入荷
受け入れ側の担当者は、仕入れ先から荷物・納品書・納品書控え・受領書を受け取ります。
次に届いた荷物の内容や数量と納品書を照合し、誤りがないか確認します。
問題がなければ、受領書にサインし、納品し控えと受領書を仕入れ先に渡します。

2.商品を検品
入荷検品では、入荷予定の商品と現物の内容に差異がないかを検査します。
検品では、商品の品質・外観・数量・納期に問題がないかを確認します。
完了後、検収報告書を作成し、購買担当者に研修結果を報告します。
入荷検品は正確に商品を発送するための重要な作業なので、入荷後すぐに行う必要があります。

3.商品を棚に入庫
入荷検品が完了した商品を倉庫内の棚に移動させます。
入庫の際は、商品の状態を把握し、商品を正確に所定の位置に保管することでピッキングや出庫作業がスムーズに行えます。

入荷作業を効率化するポイント

1.倉庫の導線を整える
作業するスタッフがスムーズに動ける導線を確保することで、ミスが減り作業のスピードも上がります。

2.ロケーションを最適化する
回転率の高い商品は棚卸しやすい場所に保管し、頻繁に使用する道具は取り出しやすい場所に置きましょう。
時期によって入荷する頻度が変わる商品がある場合は、フリースペースを作っておくことも大切です。

3.作業マニュアルを作る
業務内容をマニュアル化し、誰でも一定の作業品質を保てるようにしましょう。
作業マニュアルを作成する際は、「いつ」「どこで」「誰が使用するものなのか明らかにしておくことも大切です。

4.WMS(倉庫管理システム)を活用する
WMSを導入することで、商品の内容をすべて電子データとして保管されるため、商品の場所や数量の確認が簡単にできます。

まとめ

今回は入荷について紹介しました。
スムーズに入荷作業を行うために、倉庫内の整理整頓を行い、新しいシステムの導入などあらゆる点を改善していきましょう。