2020.12.08
API連携 WMS 生産性API連携とは、
プログラムやソフトウェアなどアプリケーション同士が連携する
インタフェースの事をことを指します。
API連携を利用することで、
サービスのアプリケーションやシステムを0ベースから開発する必要がなく、
簡単に他のサービスと連携することで、サービスを拡張することが可能になります。
そもそも、APIとは、ソフトウェアが互いに利用しあうインターフェースの仕様のことをいい、
簡単に言うと、ソフトウェアの機能を共有することがAPIです。
今回は、API連携のメリットや活用事例についてご紹介していきます。
目次
API連携とは?
API連携とは、API(Application Programming Interface)を活用したアプリケーション同士の連携のことを指します。
APIを利用し、自社システムと他社システムの連携や、外部のサービスから一部の機能を呼び出したりすることが可能です。
サービスやシステムの構築を行う場合、すべての機能を0から開発するとなると莫大なコストが発生してしまいます。
しかし、APIの活用を行い必要な機能だけ効率よくシステムと連携を行うことで、
システム開発や拡張を簡単に実現することができます。
API連携のメリットとは?
API連携には、主に次のようなメリットが上げられます。
●コストの削減
システム開発にかかるコストを削減することができます。
また、システム開発にかかる時間の短縮や工程を削減することができるので、開発効率化にもつながります。
●セキュリティ面、顧客満足度の向上
例えば、ECサイトなどで商品を購入する際に、GoogleやFacebookのアカウント使って登録できることが多くなっています。
この仕組みもAPI連携の一部です。
自社で登録機能を作成するよりも、
大手企業が作成したアカウント機能の方が、ユーザーの信頼性・セキュリティ面も高くなります。
また、アカウントを新しく作成しなくても利用できる点が
顧客満足度にも繋がると考えられます。
●サービス提供の拡張
APIを利用することで、既存サービスト外部サービスの連携ができ、
サービスを拡張することが可能となります。
API連携のデメリットとは?
API連携には、メリットがある一方で次のようなデメリットもあります。
●サーバー障害
API連携先のサーバーで障害が発生してしまった場合、システムの連携に失敗してしまい、
データが正確に取得できなくなるといった可能性が考えられます。
また、なんらかで悪徳業者に不正アクセスされるといったリスクも考えられます。
●APIを提供する企業への依存
API連携ばかりを頼りにしてしまうと、
API提供企業が仕様の変更や提供の停止をしてしまった場合、
せっかく開発したサービスにも不具合が生じるといった可能性があります。
ですので、自社サービスの軸となる技術をしっかりと持ったうえで、
自社では賄えない部分をAPIによって補うようにしていくことをおすすめします。
CSV連携とAPI連携の違いとは
異なるシステムの中でデータを送る必要がある際、
データをやり取りする方法としてCSV連携とAPI連携があります。
このCSV連携とAPI連携には大きな違いがあることをご存知でしょうか。
まずCSVとは、 CSVとは、カンマ(,)区切られたデータという意味があります。
データを別のものに置き換えても問題なく使うことができる互換性の高いCSVファイル形式をダウンロードし、そのファイル形式を他のプロダクトにアップロードすることで、データのやり取りができます。
CSV連携のメリットとしては、情報やデータの数値が正確であること、デメリットとしてはファイルのアップロードとダウンロードは手入力で入力しなくてはならないということです。
これに対して、API連携は 自動でデータを連携することが可能です。
上記で述べたようにAPI連携とはプログラムやソフトウェアなどアプリケーション同士をつなぐインタフェースです。
APIを利用することによって既存のサービスと外部サービスの連携が可能となります。システム間のデータのやり取りを自動的に登録してくれるため、様々なシステムと連携することができ、業務のスピード向上につながるとともにミスもなくなり、自動登録で新しい情報をアップデートし、共有することができます。
オープンAPIとは
オープンAPIとは、APIを他の企業等に公開することです。
APIを公開することによって、データや機能の接続仕様を他の提携企業先が閲覧したり、
使用することができます。
金融業界で広まっており、例えば今まで銀行のみで提供されていたデータやサービスが他のIT企業でも提供できるようになることによって新しい価値を提供することができるようになります。
またオープンAPIは、個人のデータは本人が信用できるところのみ利用されるので
データの安全性は向上するため、プライバシーの面でもメリットがあります。
このようなオープンAPIによる連携の取り組みはメリットが多く現在では金融業界に限らず広がっています。
API連携とWMSの活用事例
皆さんの身近なところでもAPI連携を利用されています。
例えば、Googleマップです。
WEBサイトに店舗情報などのGoogleマップを反映させているのも、
API連携の仕組みを利用しています。
また、弊社では、WMSと受注管理ソフトとのAPI連携事例があります。
これにより確認や作業の手間も大幅に減り、
受注処理とWMSの使い勝手が格段に良くなります!
主なAPI連携機能は、
・出荷指示の取り込み
・印刷済み(出荷対象)へのステータス更新
・輸送問い合わせ番号の反映
・商品マスタの更新
・入庫済み実績からの在庫更新
などです。
まとめ|API連携活用セミナー実施中!
・API連携とは、APIを活用しアプリケーション同士が連携すること
・APIには、コスト、セキュリティ面、サービス提供拡張といったメリットがあります
クラウドトーマスでは、上流・下流システムとの連携も充実しています。
また、クラウドトーマスProでは独自API公開を発表し、
よりWMSと上流・下流システムとの連携が容易になりました。
今回のAPI公開については、無料ウェビナーも開催しておりますので、
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