2020.01.31
#物流改善 #生産性物流コストとは、商品の輸送費や、商品を保管しておくための倉庫レンタル費用、
商品を消費者へ届けるまでの過程である流通加工費など物流を行う上で発生するコストの事
を指します。
ECサイト運営をスムーズに行う上で、物流は特に重視されるでしょう。
お客様に商品を正確に且つ、スピードで商品をお届けするということは、
信頼を得るのに重要な要因となります。
ですが、正確性やスピードを重視するとなると、それなりのコストも発生します。
この物流コストは、ECサイトを運営する中で課題の1つとなっています。
今回は、物流コストの基本や削減するためのポイントをご紹介していきます。
目次
物流コストとは
お客様が商品を購入し、手元に届くまでに様々なやり取りや作業が行われています。
物流にかかるコストは、商品の輸送費だけでなく 、事務処理や出荷作業にかかるシステム費用や商品の管理費用、人件費などが含まれまれています。
物流コスト削減を考えた時に、一部の作業だけに着目してしまうと、全体のコストが膨らむ恐れがあります。
物流コスト削減を目指すには、一部の作業だけでなく
今ある物流の全体を見ながら効率化を考えていくことが重要となります。
物流にかかるコストとは
ここでは、物流コストにかかる具体的な例をご紹介していきます。
主な物流コストは、「輸送費」「保管費」「荷役費」「管理費」があげられます。
①輸送費
輸送費は、物品や荷物を目的地までに運ぶ費用を指します。
この輸送費用は、企業の利益に大きく関わる部分ともいわれています。
②保管費
保管費用は、取り扱う商品の特徴やなどによって発生費用が異なります。
保管費用には、商品を保管するスペースは勿論、商品を保管する倉庫の費用や、
商品を倉庫から搬出・搬入するする際の費用も含まれます。
③荷役費
荷役費用は、物流の流れである、入荷、出荷時に発生するコストのことを指します。
また、入荷、出荷だけでなく、物流センター内で商品を梱包する際に発生する「梱包費用」などもこの荷役費に含まれます。
④管理費
管理費とは、物流を管理するための費用の事を指します。
また、この管理費用は「社内物流費」と「調達物流費」の2種類があります。
社内物流費は、製品化される前段階の物流コスト指し、
調達物流費は、製品にかかる原材料を調達する際に発生する物流コストを指します。
物流コストを削減するには
多くの企業の悩みである、
物流コストを削減するには「人件費」「保管費」「情報処理費」の
3つに着目することがポイントとなります。
①人件費
人件費は、物流コストの中でもっとも費用が掛かるといわれています。
この人件費を抑えるには、作業効率に着目うる必要があります。
例えば、モノの置き場を決めずに人の記憶だけで作業をしていると商品を探す作業に時間が掛かり、
時間内に作業が終わらずその分人を現場に送りだす必要があります。
この「人の記憶だけで作業している」をシステムなどを活用して、
改善すれば無駄な人件費を削減することが可能といえるでしょう。
②保管費
保管費は、商品の保管スペースをいかに活用的行うかがポイントとなります。
商品の在庫数が、多すぎると保管スペースはその分必要となるので、保管費用も高くなってしまいます。
むやみやたらに在庫を持つのではなく、正しい在庫管理を行うことでムダな保管費を削減できるでしょう。
③情報処理費
在庫管理を改善する事で、情報処理費の削減に繋がります。
また、ITを駆使する事で人の手によって起こるヒューマンエラーや作業効率を改善することができ、スピードかつ正確な作業を行うことができます。
まとめ
・物流コストとは、物流を行う上で発生するコストの事
・物流コスト削減を目指すには、
一部の作業だけでなく今ある物流の全体を見ながら効率化を考えていくことが重要
・物流コストを削減するには「人件費」「保管費」「情報処理費」の3つに着目することが
ポイント
物流コストを削減する事で、企業の売上アップにも繋がります。
今ある、作業工程の見直しやシステム導入などを行い、
物流業務の効率化を目指しましょう。
また、自社だけで対応しきれないときは、システムの導入、物流業務をアウトソーシングするのも
物流コスト改善の一つの手法です。
今の物流コストを見直し、自社物流の最適化を目指しましょう。