2019.11.20
#物流改善 #物流用語倉庫のレイアウトによって、作業効率は変わってきます。
皆さんがお持ちの物流倉庫は、商品の保管場所としてはもちろんですが、
物をただ保管するだけでなく、効率よく作業するための機能性も求められるようになってきました。
様々なニーズに対応するためにも必要とされるのが、倉庫レイアウトの計画です。
日々、入庫や出荷作業を効率よく行うために、
1つでも多くのムダを省くには倉庫レイアウトの計画は重要視されてきます。
今回は、作業効率が上がる倉庫レイアウトについてご紹介してきます。
目次
倉庫レイアウトとは
倉庫レイアウトとは、倉庫内の物の配置・配列のことを指します。
効率の良い倉庫レイアウトを考えるために必要な事は、
まず倉庫内でどのような作業を行うかを考えます。
次に、どのくらいの作業スペースが必要になるのかを考えます。
倉庫内で行われる作業は、
「入荷→保管→ピッキング→梱包→出荷」が基本的な流れになります。
レイアウトを計画する際、実際の現場で実現することは困難ではありますが、
この入荷~出荷までの導線が一筆書きであることがポイントなります。
倉庫レイアウト計画の重要性
倉庫レイアウトを計画する際に、物流改善に目を向けて考えることがポイントとなります。
改善ポイントは、「移動距離」と「移動時間」です。
この移動距離と時間が少なくなれば、
コストの削減・ミスやトラブルの発生を防ぐことができます。
倉庫レイアウトは、これらを実現するために重要なものなのです。
また、倉庫のレイアウトは1度決めたら終わりではなく、
頻繁に見直しを行い、ムダを探していくことで大きな効果が見込めます。
では、移動距離と移動時間を少なくするためには、
どのような視点でレイアウトを考えればよいのでしょうか。
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ピッキング効率の上がるレイアウトとは
ここでは、ピッキング効率アップのための2つのポイントについてご紹介していきます。
ポイント①:商品の出荷頻度で分類を分ける
倉庫内で最も移動距離が多くなるのは、ピッキング時です。
どの商品をどこに保管するかによって、移動の経路が決定するため、
倉庫の効率化は商品の保管配置・場所の最適化といえます。
まずは、「よく出る商品」と「あまり出ない商」グループに分けます。
この情報を元に商品の保管場所を決めてあげることで、
ピッキング時の歩数が削減され、作業効率をあげることがでるのです。
作業効率化で、「出荷頻度」で分類分けすることは効果的と言えるでしょう。
ポイント②:ロケーションの設定を最適化にする
ロケーションとは、商品の保管場所(=住所)のことを言います。
棚で管理している倉庫では、棚や棚の段1段ずつにロケーションをわり充てて管理をします。
このロケーションが長すぎても認識するまでに時間が掛かります。
ロケーションの項目は、8桁程度の収めることが望ましいとされています。
また、この棚(ロケーション)をただ単に配置するのではなく、
間に通路を作ってあげたり、冒頭でもお伝えした一筆書きで設置してあげることで、
歩数の削減をすることが可能になります。
まとめ
・レイアウトとは、どの商品をどこに、どのようにして配置するかを割りつけすること
・レイアウトの改善ポイントは、「移動距離」と「移動時間」
・ピッキング効率を上げるためのレイアウトのポイント2つは、
「商品の出荷頻度で分類を分ける」「ロケーションの設定を最適化にする」
出荷頻度の分類分け、移動距離、通路の幅を最適化し、
作業効率の良いレイアウトを考えてみて下さい。
倉庫レイアウトに加えて、システムを導入し倉庫業務をアナログからデジタル化することで
更に業務効率化を実現することができます。
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