2023.03.09
#WMS #在庫管理在庫管理にWMSを活用することで、エクセルとの管理とは違い、倉庫内における作業工数を削減できるなどのメリットがあります。
近年では、在庫管理の問題を解決するためWMSを導入する企業が増えはじめています。
WMSには多くのメリットがある半面、選び方によっては効果がでない、膨大なコストがかかるといったデメリットもございます。
こちらの記事では、在庫管理にWMSを使うことのメリット・デメリットについてご紹介していきます。
目次
在庫管理とは
在庫管理とは、企業内で存在する製品・仕掛品・原材料などの「在庫」を販売活動にあわせ、最適な量と状態で供給できるように管理することをいいます。
在庫管理の基本に関する内容は、下記の記事からご覧いただけます。
▶在庫管理とは?在庫管理の基本と重要性
WMSとは
WMSとは、倉庫管理システムの略称であり、
庫内作業における入庫管理や出庫管理・在庫管理などの機能を搭載システムのことをいいます。
WMSは、入荷・保管・出荷といった庫内物流のスピードアップと正確性を実現することができます。
在庫管理をWMSで行うことのメリットとは
WMSを使った在庫管理には、次のようなメリットがあります。
①在庫情報の見える化ができる
WMSでは、ハンディターミナルを使った検品作業を行います。
入荷や出荷業務において、検品が完了すると自動的にリアルタイムで在庫情報が反映され、
在庫状況の見える化ができます。
また、商品の管理手法としてロケーション管理を行うことで商品がどこに何個あるのかが
把握できるようになります。
リアルタイムで在庫の情報を把握できることで、企業の生産・仕入れ・販売において
サポートできることがWMSの最大のメリットとなります。
②作業工数に削減ができる
手入力でのデータ入力によるアナログ的な作業をデジタル化できるのがWMSです。
入荷予定情報や注文情報などをWMSに連携させることで、入荷指示や出荷指示を行うことが可能です。
③作業の品質や効率が上がる
倉庫内での作業は、人によって確認や作業を行うため、
ヒューマンエラーが起こり、時間ロスが発生する恐れがあります。
しかし、庫内作業にWMSを利用することで、
・バーコードとハンディターミナルを利用した検品の仕組みによるヒューマンエラーの削減
・ロケーション管理による、最適なピッキングルートの指示や商品の置き場が明確になり作業のムダが削減される
など作業効率UPを実現いたします。
在庫管理をWMSで行うことのデメリットとは
WMSを導入することで、デメリットがあるため導入前に把握しておく必要があります。
①導入自体に手間とコストがかかる
WMSを導入すれば、物流作業にかかる手間とコストを削減することができます。
しかし、システム導入をするにあたり手間が発生することもデメリットとしてございます。
また、システムを使う人への教育に時間や費用が発生します。
②導入後の効果が得られない可能性がある
WMSを導入する前に、目的の把握をしておく必要があります。
システム導入の目的を明確にしておかないと、自社業務に必要な機能がないシステムを選んでしまう、期待した効果が得られないといったリスクが発生します。
まとめ
WMSを活用した在庫管理は、情報をリアルタイムに更新・確認できることで
精度の高い管理を行うことができます。
しかし、システムによって導入しても効果が得られないなどのデメリットがあるため、
選ぶ際には注意する必要があるでしょう。