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先入れ先出しとは?|先入れ先出しのメリット、デメリット、注意点について

    2021.12.09

    在庫管理 物流用語
    先入れ先出しとは?|先入れ先出しのメリット、デメリット、注意点について

    先入れ先出しとは、仕入れた商品、入庫日の古い商品から順番に出庫し、商品の保管期間をなるべく短期間に抑えることで長期保管による商品の劣化を防ぐ管理方法のことです。

    また、先入れ先出しは英語で「FIFO (First-in First-Out)」と呼ぶこともあります。

    この先入れ先出しは特に製造業や小売業、卸売業などで重視されている管理方法です。

    こちらの記事では、「先入れ先出し」のメリットやデメリットについてご紹介していきます。

     

    ロット管理

    ロット管理

    ロット管理とは、同じ種類の商品を大量に生産し管理を行う際に決める同じ商品のまとまりの単位である「ロット」を使い、製造から出荷まで商品を管理することを言います。

    ロット管理は取り扱いの多い商品や生産頻度、出荷頻度が高いものによく使われます。

    このロット管理を行うことにより在庫管理の効率化を図ることができます。

    ロットを用いる場合は、商品の消費期限や製造日時などの情報から、番号ごとにまとめて管理します。同一のロットは同一の製品であるため、同一のロットで管理されている商品は同じ状態で製造・入庫されていることが前提の条件となります。

    そのため1ロットを大量の数で設定していたとしても、1つの商品を確認するだけで商品の状態や消費期限など商品に関する情報が把握しやすくなります。

     

    先入れ先出しのメリット

    先入れ先出しのメリット

    この管理方法のメリットとして、まず一つ目は商品の劣化を防ぐことができることです。

    先入れ先出しでは入庫日などの古い商品から順番に出庫されるため、倉庫内での長期保管、滞留時間を最小限に抑えることにより商品の品質を維持した状態での出荷が可能になります。

    食品や飲料、医薬品などの商品には賞味期限や使用期限が明記されているものが多く、その期限を過ぎてしまった場合商品を販売することはできません。

    それは結果的に廃棄などになる場合が多く、商品ロスや処理費用へとつながってしまいます。

    二つ目のメリットとしては、倉庫内の保管場所や棚の整理整頓ができることです。

    商品を保管する際、入荷した順番を気にせず次々と保管してしまうと、ピッキングや棚卸時にどこに何が置かれているかがわからず作業に支障をきたす可能性があります。そうなると商品を探したりすることに余計な時間や手間をかけてしまいます。

    そのため、現場スタッフ全員が先入れ先出しを意識的に行っていれば、作業自体もスムーズかつ正確に在庫を把握できるようになります。

     

    先入れ先出しのデメリット

    先入れ先出しのデメリット

    先入れ先出しは商品の品質を保つことで商品ロスを軽減することや倉庫内の整理整頓などのメリットが多い管理方法ですが、デメリットもあります。

    一つは、管理しなければならないデータ量が増えることです。

    対象となる商品や商品番号、商品の入荷日、製造日、使用期限、賞味期限、出荷期限などのデータを管理しなければなりません。

    このように一つの商品に対して細かい管理情報を入力するのは手間がかかります。これらのデータを統合的に管理しなければ、細かいズレが生じる可能性や、データの信憑性が低くなってしまうといったことになります。

    複数、または膨大な量のデータを一括して管理することに不安を抱える場合は、管理方法の見直しや在庫管理システムなどを導入するなど検討していくことが大切です。

    二つ目は商品の状態の見分けが難しいことです。商品に使用期限や賞味期限が明記されている場合であれば、どれが一番新しい商品なのかをすぐに判別できます。

    しかし、アパレルやインテリア雑貨などの商品は時間の経過だけでは商品の劣化に結びつくということはあまり多くはありません。

    使用期限や賞味期限が明確に設定されているわけでもないため商品の見た目などでしか判断できず、その商品の状態がどうなっているかによって劣化していると判断するのか、その基準を設定することも難しくなります。

     

    先入れ先出しの注意点

    先入れ先出しを行う際は、作業工数や管理するデータの増加に注意を払う必要があります。

    先入れ先出しでは、商品の入庫日や製造日、使用期限、賞味期限など様々なデータを管理しなければならないため、どうしても管理にかかる手間が増えてしまいます。

    また、すべての商品情報を統括して管理しなければ、正確なデータを把握できず抜け漏れや在庫のズレなどが発生してしまう可能性があります。データを管理する工数が増加するのに加えて、倉庫の棚を整理するために作業が増えてしまいます。

    先入れ先出しでは倉庫内の保管場所や棚を整理整頓できるメリットがありますが、入庫時に新しい商品を奥に入れるために古い商品を一度棚から取り出し、もう一度手前に戻すという作業は手間がかかってしまいます。

    そのため、先入れ先出しを効率よく行えるように工夫することが大切になります。

    また、先入れ先出しを実施するうえで、商品状態を一目で見分けられるようにすることや、商品の配置を工夫することが重要になります。

    例えば、入庫日や商品番号、使用期限などが記載されたシールを用いることでその商品が新しいか古いかが一目で把握できることや倉庫内でのロケーション管理を用いることも有効です。

    先入れ先出しを実施する際には「3S」を意識することが大切です。

    この「3S」とは、整理・整頓・清掃のことを意味し、倉庫内での作業をスムーズに進めることができるような状態を維持するのにも効果的です。

     

    まとめ

    先入れ先出しとは、仕入れた商品、入庫日の古い商品から順番に出庫し、商品の保管期間をなるべく短期間に抑えることで長期保管による商品の劣化を防ぐ管理方法のことです。

    先入れ先出しを実施することで、商品の品質を保つことや倉庫内の保管場所、棚の整理整頓ができるというメリットがありますが、管理データや作業工数の増加といったデメリットもあります。

    そのため、まずは社内でルールを明確にすることや定期的に商品の状態を確認するなどの工夫が大切です。

    また、在庫管理システムなどの導入も作業の効率化を向上させることに繋がります。しっかりと検討したうえで始めることが大切です。

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