2021.07.02
#生産性一体型伝票とは、送付ラベル・納品書・ピッキングリストの3点を一括して出力できる伝票のことです。
荷物のピッキングから出荷までで必要なお客様情報を、一枚の紙で完結することができます。
一体型伝票を使うことで、お客様情報を何度も確認する手間がなくなり、入れ違いによる出荷間違い防止や、リードタイムの短縮が実現し、大量の出荷処理が可能になります。
今回は一体型伝票について、その特徴やメリット、また通常伝票との違いなどをご紹介します。
目次
一体型伝票とは?
一体型伝票とは、送付ラベル・納品書・ピッキングリストの3点を一括して出力することができる伝票のことをいいます。
一体型伝票では、
①一番初めに印刷した一枚のシートに沿ってピッキング(必要な物を集めること)を行い、
②納品書を切り離して郵送物に入れ、
③梱包を閉じて送付ラベルを貼る。
これら全ての作業を一枚の紙で完結することができます。
一体型伝票を使うと、人件費を半分近く削減することができ、作業ミスを100%近く削減することができます。
また、素早く作業を行うことができることで、大量の出荷処理を実現できます。
一体型伝票と通常伝票の違い
ここでは通常の伝票と一体型伝票ではどう違うのかを説明します。
通常の伝票の場合は、最初に送付ラベル・納品書・ピッキングリストをそれぞれ別に印刷をし、
セット組み作業を行い、ピッキング、梱包、最後に送り状を貼り付けするという一連の流れになります。
しかし、一体型伝票の場合、送付ラベル・納品書・ピッキングリストが一体となっていることから、セット組み作業を省くことができます。
そうすることで手間と時間がかかることはなく、入れ間違いなどのミスも発生しません。
一体型伝票のメリット
一体型伝票を使うことで伝票のセット組み作業がなくなります。
送付ラベル・納品書・ピッキングリストのセット組み作業を行っていると、時間がかかりすぐに出荷作業に取り掛かることができません。
一体型伝票を使うと伝票出力と平行して出荷作業ができ、リードタイム短縮(受注から生産、納品までの期間を短縮すること)を現実のものにすることができます。
一枚の伝票の中に、必要となる伝票が全部揃っているので、作業の進行に合わせてそれぞれの伝票を切り離すだけで、出荷精度が向上します。
一体型伝票の出力の順番を同一の商品単位でまとめることで、多量の注文を一気に梱包することができます。
一体型伝票と商品があれば出庫準備が全部整って、大幅な出荷作業の省力化が期待できます。
一体型伝票のデメリット
一体型伝票のデメリットには以下のものがあります。
・導入費用が高い
ヒューマンエラーを減らし、作業効率を上げることのできる一体型伝票ですが、
導入には高い費用がかかります。
また導入にかかる費用が安くても月々の費用が高い、一体型伝票を印刷する用紙の費用が高いなど経費がかかってしまいます。
・プリンターが不調を起こすと出荷がとまる
送り状、ピッキングリスト、納品書が一体化し便利なのが一体型伝票です。
しかし便利な反面、プリンターが不調を起こしてしまったり、用紙づまりを起こしてプリンターが使えなくなってしまえば、出荷作業の全てが止まってしまいます。
ヒューマンエラーの削減、作業効率のアップなどメリットを持つ一体型伝票ですが、このようなデメリットがあることも頭に入れておきましょう。
まとめ
一体型伝票とは、送付ラベル・納品書・ピッキングリストの3点を一括して出力することができる伝票のことです。
一体型伝票を使うと、人件費を半分近く削減することができ、作業ミスを100%近く削減することができます。
通常の伝票と一体型伝票を比べると、一体型伝票では伝票のセット組み作業を省くことができ、
手間と時間が削減され、入れ間違いなどのミスも発生しなくなります。
株式会社関通では、一体型伝票を使用したミスのない物流業務を実現しています!
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