本社物流センターにて取得
株式会社Welleg様
事業内容 | 靴、小物、アパレル商品の企画・製造・販売 |
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作業人数 | 20名以上 |
課題 | ロケーション数の制限、ロット管理、ピッキング時間 |
導入効果 |
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K: 本日はお時間いただきましてありがとうございます。
まず始めに株式会社Welleg様の事業内容と特色について教えてください。
W: 私たち、株式会社Welleg(2019年3月に株式会社菱屋から社名変更)は大正14年から靴を取り扱っています。もともとは、靴の卸売業をしていました。2002年に楽天市場に出店してからは、どんどん出店モールを増やしていき、現在はネットショップのみ運営している会社です。
「キレイなあしを創る」という理念のもと、お客様にオシャレを楽しんでもらうために21から27センチまでサイズを展開しています。また様々な足の悩みを解決していくためサンプルを何度も試し履きをして、履き心地を改善したり、お客様からいただいた声を参考にし、商品やサービスに反映をしています。
K: 次にクラウドトーマスを導入する前はどのようなお悩みがあったかを教えていただきたいです。
W: ロケーション数の制限が一番大きな問題でした。
弊社は5階建ての倉庫ですが、ロケーション番号の1桁目が1~4までしかつけられなかったため、どのロケーションがどの階数か、スタッフの方が覚えるのに時間がかかりました。また、番号制限に合わせるとレイアウトも歪に組まざるをえない状況になっていました。入ったばかりの新人さんはかなり説明しないと分かりにくく、覚えるまでに時間がかかる現場でした。
また、ロケーション総数にも制限があり、ロケーションを細かく分けることができず、1つのロケーションの大きさが1m×2mほどで運用していました。そのため、ピッキングにかなり時間がかかっていました。
K: 他にはどのような問題がありましたか?
W: はい、他にはロット管理にも問題がありました。以前使っていたシステムは、ロケーション番号が若い順から出荷される仕組みでした。そのため、入荷日の古い商品を先に出荷したい場合は、在庫を移動させる必要がありました。毎回シーズンが終わるたびにロットの古い商品を若い番号のロケーションに移動する作業がかなり手間になっていました。
ロット管理の他にも、出荷の面で課題がありました。
出荷ミスをした人の特定ができないことや、入荷予定登録ができず予定外の入荷を探すのに時間かかっていました。
また以前使っていたシステムだと商品の検索がしづらく、何か問題があった時の調査にすごく時間がかかりました。
しかし、それもクラウドトーマスを導入することで改善されました。
K: ありがとうございます。
ロット管理とロケーション管理の課題をお持ちの中でクラウドトーマスをどのように知っていただきましたか。
W: 出荷効率を上げたくても対応ができないことなど限界があったので、ネットで調べていたところでクラウドトーマスに出会いました。
K: クラウドトーマスの導入を決めていただいたポイントを教えて下さい。
W: ロット管理ができないところでいうと、クラウドトーマスだと先入れ先出しが可能ということが一つです。そしてロケーションに制限がないということも理由です。ロケーションを覚えやすく設定でき、ピッキング効率をあげることが可能になります。
また、計算したところ、導入するとトータルコストが安くなることがわかりました。将来的にはGASなどのシステムもあり、スピードアップができて、拡張性があると感じました。
他にもソフトがしゃべってくれるので、新しいスタッフの育成が以前より簡単になりそうでした。 また、以前のシステムではカスタマイズができなかったのですが、クラウドトーマスでは可能であったことや、実際の画面がすごく分かりやすかったことも決め手ですね。
説明内容が分かりやすく、実際に導入した時にどういう風に使うのか想定しやすかった点で、クラウドトーマス導入を決めました。
K: ありがとうございます。
いろいろのお悩みがある中でクラウドトーマスをご利用いただいてどのような効果がございましたか。
W: まずロケーション管理がしやすくなりました。ロケーションの数がかなり増えたので、一つに多くの品番を入れずに管理することができています。品出しで、今まではピッキング対象の商品を探すのに時間がかかっていたのですが、ロケーションが細かくなったので、商品を探す作業時間が大幅に短縮でき、作業するスタッフのストレスも軽減されています。
それと作業ミスの改善ができるようになりました。商品の棚入れミスや出荷ミスについて、以前は誰がその作業を行ったのか把握できなかったので、どういう状況で起こったのか原因を探すことできませんでした。しかし、クラウドトーマスでは作業者の名前が分かりますので、作業者に事実を聞き取ることができるようになり、かなり運用改善ができるようになりました。
K: 冒頭に出荷ミスや、入荷作業に課題があったとお聞かせいただいたのですが、数字の変化などはございましたか?
W: 以前のシステムに比べて、クラウドトーマスを導入してから出荷の作業効率は、各月50%程度アップしています。
また、ロット管理ができるようになりましたので、棚入れ作業もフリーロケーション式を採用できました。自由に空いているところに棚入れできるようになったので、作業時間短縮につながっています。
詳しい数字は、現在計測中でお伝えはできないのですが、1件あたりの出荷の単価が安く出荷ができているイメージです。
クラウドトーマスを導入してからは、関通さんにアドバイスをいただいて、お客様のオーダーがシングル(1点買い)か、マルチ(複数買い)かで伝票を分けて出荷するようになりました。シングルに関しては一体型伝票を後出しすることができ、トータルピッキング、個別ピックを2回しなくて良くなりました。
そのまま伝票を出せるので数字として改善効果が表れています。
K: ありがとうございます。
クラウドトーマスを導入していただく際の導入支援はいかがでしたか。
W: 導入支援では、実際に関通さんが弊社まで何度も来て、運営責任者レベル、実務者レベルでフェーズを分けて、具体的な使い方を教えてくださったり、プリンターのテスト、導線の確認まで、一緒にしてくださりました。
以前利用していたところでは、ソフトの説明だけだったので、関通さんの手厚いサポートは、安心かつスムーズに運用に入ることができ、とても助かりました。導入開始時も問題が発生した際は、すぐに対応をしてくださったので、とても心強かったです。
今でも問題があったときは、連絡するとすぐに対応いただき、スムーズにやり取りできています。そこが御社の強みだなと思っております。
K: ありがとうございます。引き続き頑張ります。
では今後クラウドトーマスをどのように活用していきたいですか。
W: 現在は作業効率も良くなって50%アップの成果が出ているので、これから倉庫内の在庫管理ももっと効率アップしていきたいです。出荷ミスを減らしたり、在庫の置き間違えをなくしたり、クラウドトーマスを使いながら改善していきたいです。あとは在庫管理の方の正確性を追求し力を入れていきたいと思っています。
K: 本日は、貴重なお声をいただきありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いいたします。