株式会社オーレック様
| 事業内容 | 乗用自走式草刈り機をメインとした開発・販売・製造を行う農業機械メーカー |
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| 課題 | ベテランの知識に依存した属人化、在庫管理の不備による誤出荷や積み残し、繁忙期は残業が常態化 (最大3時間/日) |
| 導入効果 |
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弊社は、乗用自走式草刈り機をメインに、開発、販売、製造を自社で行っている農業機械メーカーです。
ビジョンとして「グリーンイノベーションカンパニー」を掲げ、現在は農機分野を軸足に「有機農業普及業」という
新しい業態への進化を目指しております。
複数のWMSを検討しましたが、当時の会社の理解度や運用面を考えると、
使いやすい仕組みである点に魅力を感じました。
また、当社の仕組みに寄り添った形でカスタマイズが可能であったことも決め手です。
導入後も、物流会社としてのアドバイスを的確にいただけた点も評価しています。
まず、現場のレイアウトや在庫整理に最も時間をかけました。
正直、在庫整理をしないと導入ができる状況ではなかったため、ロケーションが定まっていない多数の部品を整理し、きれいな配置と動線を作る作業を何度も繰り返しました。
また、現場の属人化がひどく、当初はシステム導入を進めるよりも、まず現場の作業者を育成し、
ベテランの「自分の代わりを置ける人」を育てることからスタートしました。
クラウドトーマスを導入後、従来、紙と手作業で行っていた在庫確認やピッキングの振り分け作業が、音声案内とスキャナーによるシステム管理に切り替わったことで、出荷業務がスムーズな流れで完結するようになりました。
出荷件数においても従来の出荷件数は1日1,600件程度でしたが、導入後は最大2,400件程度まで増加し、
約1.5倍の効率アップを実現しております。
繁忙期には常態化していた残業(1日あたり2〜3時間)が、300時間の大幅削減という成果にも繋がっております。
また、出荷ミスにおいても課題がありました。
年間100件以上発生していた誤出荷は、従来の1/4〜1/3程度まで減少しました。
これにより、出荷品質が劇的に向上しています。
出荷作業以外の面においては、属人化にも大きな課題がありました。
教育という点で今までは1ヶ月以上教育に時間がかかっておりましたが、かかっていた作業習熟期間が、導入後はわずか1週間でジョブローテーションが可能なレベルに短縮されました。
やはり、作業における手待ち時間が大幅に減少したことが、全体効率の向上に大きく貢献しています。
音声案内が流れることで、紙のリストを読んで頭に入れる必要がなくなり、携帯とスキャナーだけで作業できるようになったため、格段にやりやすくなったという声が多くあります。
また、出荷ミスが極端に減ったことで、ミスを気にせず作業に集中できるようになりました。
ピッキングの体制を人数によって柔軟に変えることができるようになりました。また、閑散期には、繁忙期で出た改善点を洗い出し、改善作業を行うメンバーを増やしたり、通常の受注とは別に、大口の計画注文の準備に人員を当てたり、メリハリをつけて動けるようになりました。
今回のWMS導入で、作業の属人化を大幅に削減し、ようやくDX(デジタルトランスフォーメーション)に向かう第一歩が踏み出せたと考えています。今後は、この経験を活かし、より多くのPDCAを回しながら、お客様に貢献できるよう行動してまいります。
WMSの導入は、社員にもお客様にも目に見える形で結果が出る仕組みです。特に、有機農業普及業を推進していく上で、サプライチェーンの正確性は生命線です。WMSの導入は、会社にとって大きな「きっかけ」になるはずですので、ぜひ、自社に合ったシステム導入を進めることをお勧めします。